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作業日報の集計が月末頼みになる町工場の見直し方

結論

作業日報の集計が月末に集中するのは、現場の手書きと事務の転記という、記入と集計が別の人の手に分かれる構造が原因です。記入項目を日付・品番・作業内容・作業時間の四つに絞り、作業の終わりにその場で書いた内容がそのまま集計に使われる形にすれば、工数の実態を早く見られます。

まず結論:記入と集計を同じ流れにまとめ、入力を一度で済ませる

月末になると、手書きの作業日報の山を前に、誰かが電卓とExcelに向かっている。そんな町工場の経営者の方は少なくありません。結論から言えば、記入と集計を同じ流れにまとめ、入力を一度で済ませることが出発点です。

ここでは従業員25名規模の町工場を例に考えます。実在の企業の事例ではありません。

いま何が起きているか

作業者は一日の終わりに、紙の日報へ品番と作業時間を手で書きます。月末になると、事務担当がその紙を集め、品番ごとの時間をExcelへ転記して合計します。

集計が終わるのは翌月の中ごろになり、どの案件に時間がかかったかを知るのは、案件が終わってからずっと後です。記入漏れや読み取れない字の確認にも、手間がかかります。この集計と確認に使う時間は、月に数十時間規模にのぼることも想定されます。

どう考え、どう動くか

まず、直近一か月分の日報を見て、集計に何時間かかったかと、誰が確認に動いたかを書き出します。次の順で進めます。

  • 記入する項目を、日付、品番、作業内容、作業時間の四つに絞る
  • 記入は、作業が終わるその場で行う
  • 記入した内容が、そのまま集計に使われる形にする
  • 集計は、週に一度、短い時間で確認する
  • 最初は、一つのラインだけを対象にする

全員の記入方法を一度に変える必要はありません。書く側の手間を増やさず、後から転記する手間をなくすことが、続けるための鍵になります。

VELAの立場

VELAは帆として、現場という風を受けて進みます。道具を先に決めることはしません。日報がどこで書かれ、誰の手を通り、どこで時間が消えているかを、経営者の方と一緒に確かめます。そのうえで、記入の型づくりから定着まで、共に航路を渡ります。目指す状態は、案件が終わる前に工数の実態が見え、経営者の方が早い段階で判断できる会社です。成果の数値をお約束するものではありません。

よくある質問

作業者の記入の手間が増えませんか?
項目を四つに絞り、作業の終わりにその場で書く形にすれば、負担を増やさずに進められます。
紙の日報をすぐにやめる必要がありますか?
ありません。一つのラインで試し、記入と集計の流れが回ることを確かめてから広げるのが進めやすいです。
集計は、どのくらいの頻度で見ればよいですか?
最初は週に一度、短い時間で確認する形が続けやすいです。月末にまとめて見る形からの切り替えになります。

その課題、VELAと一緒に航路を描きませんか。

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執筆:佐藤 大和(株式会社ANDROMEDA JAPAN 代表取締役)