木の板が乾くまで待つように、作品が売れるまでにも待つ時間があります。その間の不安を、ひとりで抱えている方は少なくないと思います。この記事では、富結(とみゆい)TOMIYUIがその時間をどう考えているかをお伝えします。結論は、待つ時間をひとりで抱えない仕組みを用意している、ということです。仕組みの事実のみを、簡潔にご説明します。
1. いま何が起きているか
木材は、乾ききるまで使えません。削って、寝かせて、また待ちます。急いで使えば、あとで狂いが出ることを、担い手の皆さまはよくご存じです。
作品にも、似た待ち時間があります。仕上がった日と、手に取る方が現れる日は、同じではありません。作った日に収入が入るとは限らないのに、材料や道具、工房の維持にはお金がかかり続けます。
この時間の不安を、ひとりで抱えている担い手の方は少なくないと思います。誰かに話しても、同じ立場でなければ伝わりにくい。そう感じて、黙って耐えている方もいらっしゃるはずです。
2. どう考え、どう動くか
日本の村には「結(ゆい)」と呼ばれる慣行がありました。田植えや屋根の葺き替えのように、人手のいる仕事を、村の人が力を出し合い、順番に助け合う仕組みです。
ひとりで背負えない重さは、皆で分け合う。この考え方が、富結 TOMIYUIの名前の由来です。
- 待つ時間そのものは、なくせません
- ただし、待つ側が孤立しない形は、つくれます
- 助け合いは、善意に頼らず、仕組みで続けます
富結 TOMIYUIは、作り手と海外のお客様を結びます。そこで生まれた収益を分かち合うことで、結の考え方を今の形にしています。
3. 富結 TOMIYUIの立場
富結 TOMIYUIでは、作品が売れたときに、売上の70%を担い手にお戻しします。前もってお預かりする費用はありません。
残りのうち15%が共栄基金です。使途は、販売の支え・後継者の育成・担い手の協業などに限定しています。誰かひとりのためではなく、加盟する担い手全体のために使います。
収益や集客をお約束するものではありません。事実としてお伝えできるのは、この仕組みの考え方です。
4. よくある質問(FAQ)
Q1. 作品が売れるまで、費用はかかりますか。
前もっていただく費用はありません。作品が売れたときに、売上の70%をお戻しします。売れないかぎり、費用はいただきません。
Q2. 共栄基金は、何に使われますか。
使途は、販売の支え・後継者の育成・担い手の協業などに限定しています。加盟する担い手全体のために使います。
Q3. これまでの取引先とは、どうなりますか。
加盟は非独占です。これまでのお取引は、そのまま続けていただけます。くわしくは、お問い合わせください。
